タイに入国するには何が必要?
はじめてのタイへの渡航。
観光目的の場合は特に何もしなくてもいいって聞くけど、本当なの?ビザの取得は必要なの?と不安になってしまうこともありますよね。
ここでは、タイの観光において必要な手続きや、ビザの取得が必要なケースなどをご紹介したいと思います。
入国前の確認事項
パスポート
タイに入国する前に確認しておくべきは、アナタのパスポートの有効期限。
タイ観光に際して新しく作った!という人は少なくとも5年以上の有効期限があるでしょうから全く問題はありません。
ただ、国際規定によりタイに入国するにはパスポートの有効期限が、入国する時点で6ヵ月以上ある必要があります。
前からパスポートを持っている人は、自分のパスポートの有効期限を一度確認しておきましょう。もしかすると再発行の必要が出てくるかも。
パスポートは、有効期限が1年以下であれば再発行できます。
ビザ
30日以内の観光での滞在なら、ビザは不要
タイの滞在目的が、観光で、滞在日数が30日以内の場合はビザの取得なしでタイに入国することができます。
ただし、入国時に帰国のチケットや、次に向かう国へのチケットを持っていることが条件です。時折、入国管理官で確認を求められることがあります。
30日以内の滞在は、ビザが必要になる
観光以外の目的、また30日以上の滞在が必要な場合はタイ大使館・領事館にてあらかじめ手続きを行う必要があります。
1ヵ月滞在が延長できる「観光ビザ」
また、タイの入国管理局に申請料1900バーツを支払うことで観光ビザを得ることができます。
この観光ビザは、タイでの滞在日数をさらに30日延ばすことができます。
入国時に必要な書類
出入国カード
タイの入国管理官に提出するカードです。
自前で入手する必要はなく、タイ入国前に飛行機の中で配ってもらえます。
長方形のカードですが、入国時には管理官に2枚に切り離され、記入項目の多い長いほうのカードを保管してもらいます。
残りの小さいカードは出国時に確認されますので、なくさないようにしてください。
また、観光ビザの延長時にも必要になります。
入国後の注意事項
オーバーステイ
タイ滞在時に気を付けたいのが、滞在日数を超えて滞在してしまうオーバーステイ。
入国時に、管理官に押されたスタンプに自分が滞在できる日数が記載されています。
その日数を超えて滞在すると、1日超えるごとに500バーツの罰金が科せられます。
ただし日数が増えるほど、罰金額が延々と増えるわけではなく上限あり。
最大2万バーツの罰金になります。
ただそうすると、「たった2万払えば、ビザなしでもずっといれるじゃん♪」なんて輩が出てくるので、滞在日数が多すぎるオーバーステイには入国不許可の罰則を設けています。
長期ノービザ滞在者に対する罰則は以下の通り。
90日以上の滞在:1年間の入国不許可
1年以上の滞在:3年間の入国不許可
3年以上の滞在:5年間の入国不許可
5年以上の滞在:10年間の入国不許可
(※30日間の滞在可能期間と、延長した場合は観光ビザの有効期限が過ぎてからの日数。)
上記は、自ら出頭した場合の罰則。
逮捕されたノービザ滞在者に対しては、期間が長めの罰則となります。
逮捕された外国人で、ノービザ滞在が1年以内の場合…5年の入国不可
逮捕された外国人で、ノービザ滞在が1年以上の場合…10年の入国不可
観光で来る人なら滞在60日を超えるオーバーステイなんて滅多にないと思いますが、中にはタイに実際来てみたらハマってしまってズルズル滞在していく…なんて人も。
タイ滞在中は、自分の滞在期間について常に気をつけておきましょう。
タイはノービザで行けるけど、居すぎが禁物!
日本人はタイに入国する際、30日以内の滞在であればノービザで入国できることがわかりました。
更に観光ビザ取得で延長できることから、最大60日いることも可能です。
しかし、心地の良さや現実逃避で居続けると…厳しい罰則が待っています。
長期で滞在したい人は、しかるべき滞在理由とビザの取得が必要なので、そこだけは押さえておきましょう。